益田ミリの著書「世界は終わらない」は哲学書

こんにちは。

今日は読んだ本の話。

益田ミリ「世界は終わらない」です。

書店員の土田君32歳の日常が四コマ漫画で描かれています。

土田君が1Kの自宅と職場を往復しながら、1回きりの人生について考えを巡らせます。

何気ない日常の出来事をきっかけにして「生と死」や「人生の幸福」について考える土田君はまるで哲学者。

毎日寝て、電車に揺られて仕事して上司に怒られて出来の悪い部下を叱って、遅くまで残業して、ご飯食べておしゃべりしてそしてまた寝て。

そんな日々の繰り返しの人こそ読んでほしいです。

まさに僕はそんなとき読みました。

あらためて自分自身と人生について考えるきっかけになります。

忙しい日常生活を過ごす人々がもう遠い過去に忘れてしまったであろう純粋な気持。

そこから湧き出る生きることに対するハテナ? がたくさん描かれています。

すごく読みやすくテンポよく読めます。

でもサラリと最後のページまで読めてしまうので、この本の持っている真の良さには1回読んだだけでは気づけないかもしれないと感じました。

ちなみに僕は、もう3回くらい読み返しています。

幻冬社文庫なのでおそらく書店ではシュリンクがかかっておらず手に取って立ち読みできると思います。ですが、11ページくらいまで立ち読みして「おっ」と思ったり何か感じた方はぜひ購入して読むことをお勧めします。

ちなみに自分は、その昔書店で働いていたことがあります。

土田君の書店での日常は「あるある」「フムフム」と思いながら読むことが出来ました。

ほかの益田ミリの作品も読んでみようっと。

最後までお読みくださりありがとうございました。

それではまた。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です